今年は年末年始にかけて論文のリバイス実験*1が忙しく、休みを返上して研究にあてていました。
年末年始に研究室に顔を出していたのは、私と、直属の上司であるassociate professor(准教授)と、ラボのボスであるprofessor(教授)くらいでした。てっきりこんな時くらいは褒めてもらえてもよかろうと思っていたら、「怠け者の節句働き」と罵られてしまったのが印象に残っています。
【注釈】いつも怠けていて働かないのに、人が休む日になると張り切って働き出す者をあざけって言う言葉。 「節句」は「節供」とも書き、一月七日・三月三日・五月五日・七月七日・九月七日などをいい、この日は働き者でも骨休みを常としていたことから。
【出典】-
【注意】「怠け者の節季働き」というのは誤り。
【類義】横着者の節句働き/極道の節句働き/怠け者の宵働き/野良の節句働き/無精者の一時働き
【対義】-
【英語】He is an afternoon farmer.(彼は昼過ぎからの農夫)
【用例】「真面目だとお褒めの言葉をいただいたが、怠け者の節句働きというやつで、日頃はさぼってばかりなんですよ」
そんなリバイス実験もようやく佳境を迎えて、やっと一息つける目処が立ちました。早く片付けてしまいたいと、草稿を英語に直したりしていたらすっかり夜が更けてしまいました。本当はこういう仕事は、朝早く起きてやるのがよいと思います。
夜は身体も疲れているので、ちょっとしたことをやっただけで疲労が溜まり、すっかり「仕事をした気に」なってしまいます。怠け者の節句働き、というのとちょっと似ているように思います。おそらく、朝起きて良いコンディションで仕事をすれば、同じ質と量で、疲労感はより少なく済ませられると思います。ですが、人はしばしば出来上がったモノではなく、自分の疲労感でもって達成感を感じてしまう。それが、夜更かしの原因になっているような気がしました。
こんなことを夜中に考えているようでは、いけないということです。